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#36 けいの心臓の手術のこと - 3

結局、けいは20144歳を過ぎたころに、「ドッグドック」で心臓の左心房に少量の血液の逆流が認められ、そこから大学病院の循環器科で1年に一度、心臓エコーやレントゲンなどで経過観察をしていました。2014年には見られなかった心雑音などの症状がで始めてからも、心臓が大きくなってくる心肥大に至るまでさらに数年かかり、ACE阻害剤を2019年に服用し始めるまで5年間治療も必要ありませんでした。

 

大学病院の同じ先生とのやり取りの中で、僧帽弁閉鎖不全症といってもどの子も同じように進んでいくとは限らないということを学びました。残念ながらみるみる悪化してしまうこともありますし、経年を得てゆるゆると進んでいくことも、また若い頃から逆流は認められてもそのまま全く心雑音などの症状が低いレベルのままである幸運なケースもあるということです。そんな中、けいは大多数がたどる、「経年でゆるゆると進む」タイプだろうと思っていました。そのようにブログにも書いておりました。

 

しかし、2019年に入ってから薬を飲み始めても、私の不安はどんどん大きくなっていきました。というのもけいの心臓の鼓動の音や胸の脈打つ感じがどんどん日増しにひどくなっていくように感じたからです。これまでとは違うと感じ始めました。夜、電気を消してベッドに入ります。けいも自分のベッドで寝息を立て始めます。すると、同じ部屋にいるだけでけいの心臓の音がうるさくて私が眠れないのです。けいがうなされていたりするとさらに大きい音で心臓を打っています。

 

終に大学病院に2ヶ月も間を開けずに再診してもらいに行き、この先、けいが辿る道について先生の忌憚のないご意見をこの際はっきりきかせていただきたいとうかがいました。

先生はこれまでにも大変丁寧に毎回検査結果を説明してくださり、どちらかというと、先のこと先のことを気にしがちな私に、また心配するようなステージではないということを繰り返しさとして下さっていました。

果たして、先生の結論はいつもと同じで、「この感じだとけいちゃんは寿命を全うできると思うよ。ここから薬を2、3年服用して命を保てるし、難しいということになったら最近の大学病院でも弁膜症の外科手術を行うから考えてもいいかもしれないね。」ということでした。そして私が長年聞けなかった(怖くて)質問を思い切ってしてみました。「先生、この場合まっとうできる寿命って何年の想定ですか?」

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13歳くらいかな」


「(あと3年!!!?)」


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