#18 けいの通うドッグ デイケア

Originally posted on May 15, 2018

さて、西海岸での日程も、早いもので終わりに近づいてまいりました。

今日は毎日けいが通っているデイケアをご紹介したいと思います。

 

おばねえさんは朝9時から夕方4時くらいまで、そして夕ご飯のあとも必要いかんで5時半くらいから1時間出かける必要がありますので、その間、けいを預かってくださる方を日本にいた頃から探していました。けいは基本的にお留守番が得意な方ですが、なにせ4歳まではほんとんどお留守番の犬生でしたので、ひとりの時間の存在を受け入れています。また、私のいる以外のところで過ごすこともとても慣れています。幼い時代はシッターさんとホテルと私の実家にいた時間の方が私といるより長かったくらいでしたので・・・

 

今回は家でお留守番させることも考えたのですが、けいにも何か新しくて楽しい経験をしてもらいたいと考え、それにやはり慣れない家でひとりにするのも心配でしたので、デイケアを探しました。

 

 

この小さな町にも3軒ほど、そういったボーディング(お泊まり)やデイケアを提供している大小のドッグビジネスがあり、その中の一軒、私の家から一番近いところにお願いしました。東京から電話とEメールでサービスの内容や詳細を聞き打ち合わせをし、この町に到着した翌日にけいをつれて見学に行き、けいにも自由に見学をさせ、そしてけいの様子をオーナーのカレンと一緒に確認し、最終的にこちらにお願いすることにしました。

 

 

オーナーのカレンは、この小さな町ののどかで感じのいいい住宅地に建つ、かわいい平屋の自宅の一軒屋をドッグデイケアとボーディング、グルーミングサロンにしています。

もともと、というか現在も熱心なビションフリーゼのオーナーで、彼女自身も5頭のビションと暮らしています。ビションの仲間たちと、自宅を解放してビショングループのオフ会をしたり、ビションのトリミングを自宅でみんなで勉強したりしているうちに、ご主人とこのビジネスと思いついたそうです。そしてご夫婦で家や庭をデイケア用に少しづつ手を入れて、少しずつビジネスを始めました。数年前に、残念ながらご主人が他界されましたが、今もひとりで2人のお手伝いの方と一緒に、ビジネスを続けています。

 

彼女のトリミングの依頼がひっきりなしなので、トリミングは週に2回だけと決め、それ以外は家でデイケアとボーディングを提供しています。「人生がなくなっちゃうもの。忙しくったって意味がないでしょ。」

 

 

カレンは、これはアメリカで動物を相手にするお仕事の方に共通することのように思えるのですが、決して愛想がいいタイプではありません。でも私に対してするけいに関する質問や、事前に記入する書類の内容は、とても的を得ていてましたし、日本のペットホテルなどでたまに目にする「自分たちのビジネスを楽にするためもしくは守るためだけの目線」からで聞かれる質問内容とは異なりました。もちろんアメリカですから承諾書的なものは大変しっかりとしていて、預けるペットオーナーの自己責任と、万が一のサービス側の責任範囲はとてもはっきりしています。質問に答えてサインして提出書類はなんと12ページにわたり、けいのワクチンの書類も検疫関係に匹敵するくらいきちんとしたものを求められました。

カレンの家で遊んでいる犬たちはとても楽しそうで、面接をしてから受け入れるだけのことはあって、来ている子達は社会性が整ったいい子達で(注: けいはそんなにいい子ではありませんが...)、みんな喧嘩もなく、きれいなきれいなお庭と、その先にあるひろいひろい自宅用のドッグランで自由に遊んでいます。暑すぎたら隠れる日よけも外にたくさんあり、お家の中も犬が好むたくさんの気持ちのよいベッドが用意されていて、カレンにずっとくっついている子も、自由に遊ぶ子達も、お気に入りのベッドでまったりする子もみんなどこのも楽しそうにしています。

 

私から、けいは「少し警戒が過ぎる(お尻を嗅がれると怒ることがある)」ところがあると伝えてあったので、初日から慣れるまで数日は特に目を配ってくれました。最近けいを誰かにお預けすることがなかったおばねえさんは、初日は少し心配していましたが、夕方迎えに行くと、けいは呼んでもすぐに出てこないくらい楽しいようでした。毎朝、車に乗せて連れて行くと、カレンの家のドライブウェイに車を入れると、けいはすぐに「降りたい降りたい」とジャンプしだして、ドアを開けるとカレンの家の玄関に駆け出していきます。家に入るとゲートの向こうにお友達迎えに来て待っていてけいが入るとすぐにみんなでどこかに駆け出していくので、けいはわたしにバイバイも言わずに振り返らずに一緒に行ってしまいます・・・わたしが少し寂しくなるくらいです(笑    

 

カレンは地域で大変信頼を集めているようで、夕方迎えに行くと、地元の古くからの常連さんたちでいっぱいになっていることがありました。「このおばねえさんはトーキョーから来ているのよ。トーキョーからカスタマーが来るなんてわたしもセレブになったもんだわ。」とみんなに紹介してくれました。常連さんの一人は偶然私と共通の知り合いがいて、その共通の知人が大変信頼のおける(しかも犬の専門業界で大変ご高名な方)でしたので、これは私とけいは偶然ですが正しい選択をしたのだなぁと心強く思いました。

昨日がデイケアをお願いする最終日でしたが、最終日に時間通りにいくと、きちんと15分刻みで明記して計算されていたインボイス(請求書)が用意されていました。それは、A型の超細かいおばねえさんが日本でクライアントに作成するインボイスよりもよっぽどきちんとしていましたし、余分な請求は一切ありませんでした。しかも8時間以上お願いしても、1時間4ドル、8時か以上でも1日最大30ドルです。23時間だけの日はその分だけ、15分でも早く迎えに行った日はきちんとその分が差し引かれており、申し訳ないくらいでした。

 

 

最終日に迎えに行った時、またこの町に来たらぜひお願いしたい、と言うと嬉しそうに「けい、また必ず戻ってくるのよ」とけいをなでていました。カレンのおかげで私は自分がやっていることに安心して集中することができました。本当にカレンと、カレンとの出会いに感謝しています。

 

たくさんのいろいろな方々に支えられて、犬連れの旅は成り立っています。