#15 シアトルからフェリーに乗って田舎町へ

Originally posted on May 07, 2018



シアトルに近づいてくると大きなアナウンスが入りました。

 

 

遠くからでも一目でわかる大きな大きな都市が見えてきます。

空からでなく、陸路で到着するアメリカの大都市は、遠くから徐々に見えてきて全貌を表すというせいか、いつも「広い大地を開拓した人々がいて、人々が作ったから大都会があるんだ」という思いを起こさせてくれます。シアトルの街をみながら何枚も写真を撮りました。

 

ついにシアトルに到着です。大きな荷物を大きな列車から一人で降ろしけいと手荷物を抱えて、駅を出ました。ここからはレンタカーをピックアップしてシアトル近郊の田舎まで行く予定です。しかしここでもインターネットがないというだけで極めて原始的な生き物に成り下がった私は、うろうろと通り端にある地図を眺めることしかできません。さっきまでヨーロッパに来たみたい、などと浮かれていたのですが、よかった、ここが言葉も通じないヨーロッパだったら完全に終わっていました。

 


駅を出てから歩き出して30分後、自力では無理だと悟った私は、

「何がなくともインターネット」

という当たり前すぎる21世紀の掟を苦々しく噛み締めながら、近くのお土産店などで片っ端からSIMカードを買えるお店を聞きまくりました。3件目のドーナツ屋で2ブロック先に「t-mobile」というアメリカの大きな携帯電話代理店のお店があるという情報をゲット。またもやスーツケースと押し、けいに歩いてもらって向かいます。

 

そしてあああ、ついに、ついに、SIMカードをゲット、一ヶ月以上無制限でアメリカカナダで使えるデータプランゲットをしました。75ドルでした。嗚呼、これでUberも呼べます。アメリカの携帯電話番号も手に入りました。紙でない地図も見られます。わからないことは英語でも日本語でもすぐに調べられます。なんてすごいの、インターネット!あまりの嬉しさに、バスや大きな車がビュンビュン通る大通りのt-mobileのお店の前で、初めてインスタのライブをやってしまいました。
タイミングよく日本で見てくださる方がいてうれしかったなぁ。

 

 


そして早速
Uberを手配し、5分後には快適な車の中で運転手さんと何てことのない世間話をして、すぐについたアラモのレンタカーショップ。そこで果たして私は免許証を持っていないことに気がつきました。

落ち着いて、おばねえさん。ここはジュネーブ条約加盟国のアメリカ。日本の免許でもいけるはず・・・そうでしょ、アラモのお姉さん!しかしアラモ姉さんは、は冷たくきっぱりと「Nope」。
理由は何なの、 私はKANJIが読めないもん、あなたの名前もわからないしー。私が 英語で書くよ!と言うと、胡散臭そうに私を見つめるアラモ姉さん。じゃぁ、パスポートあるよ、パスポート!これで名前もわかるじゃない、顔も一緒だし。えーパスポート持ってきたのー?(心の中で)当たり前だよ〜日本から来たんだから・・・、じゃ見せてー。はいこれパスポート。OK〜はい、じゃ車これねー というなんだか当たり前なのかなんなのかよくわからないやりとりをして無事に車に乗り込みました。ああ。なんて疲れたんでしょう。でもここから行き先の住所をグーグルさんに入れてみると、そこには想定外の答えが。

 

え?

ここから、3時間半???

 

しかも激混みの街中を抜けてフェリーポートに行き、

そこからフェリーで40分???

 

そのあと2時間半のドライブagain

 

あああ、なんで調べてこなかったんでしょう。なぜバタバタしてすべて後回しにしたんでしょう。反省してももう遅い、この疲労困憊の私は今から大渋滞の中を抜け、フェリー港に行くのです。そしてそこから船旅をしてから降りて2時間以上ひた走るのです。グーグルさん、冗談だよと笑ってほしい・・・

 

 

けいは車から街を見つめています。落ち込んでも仕方がないので、混雑ということは街をゆっくり見られるチャンスだと思ってフェリーポートに向かいました。意外にも道中は案外楽しくて、摩天楼を抜け、ピアのシーフードマーケットの横を通り、スターバックス一号店らしきお店を見て(車から写真が撮れるくらい道は混雑中)、フェリー乗り場に到着しました。フェリーの乗り方や料金は驚くほど日本と酷似していました。葉山から千葉方面にいくフェリーにたまに乗るのですがそれと全く同じのシステム、外に止めた列で車で並んで待ちフェリーがきたら乗り込む。まぁ、手順としてはそれいがいないですかねぇ。料金は日本円で車一台片道2,000円弱でした。

 

 

フェリーはシアトルの方々の日常生活にすっかり溶け込んでいるようで、車中の列も、学生さんの送り迎えのお母さんや会社帰りのお父さんなどでいっぱいでした。車の窓を開けAlicia Keysを聴きながら港の匂いを嗅いでいると、なんだか初めての街とは思えないくらい懐かしい感じがしました。今から10年以上前に住んでいた香港でも港の近くに住んでいたからかもしれません。

あ、そうだ、わんちゃんをレンタカーに乗せる時は、日本ではケージに入れる、誓約書を書く、特別な車を手配する、など会社によってそれぞれの規制がありますが、ここアメリカでは何もないように思います。初めての旅行した際に恐る恐る「犬がいるんだけど・・・」とレンタカー屋さんに聞いてみると、「それで?」という素敵な返事でした。私は乗せるときにはいつもは日本で使っているドライブ用のボックスを持ってきていますが、今回は先々週、日本を出る直前にお仕事をさせていただいた大使館からいただいた、犬用の何でもマット、みたいなものを持ってきて助手席に敷いています。防水で毛が散らばらなくて洗えてとても便利です、プレゼントしてもらったから言うわけではないんだけど。