#10 海外渡航 - 書類の準備 1

Originally posted on April 10, 2018 - Photo - Kay, Honolulu 2014

いよいよ旅の準備も佳境に入ってまいりました。

 

今回は、私たちの相棒が日本から海外に旅行する時に用意する、いわゆる「検疫関係」書類についてお話ししたいと思います。

 

みなさんはご自分のこと、楽観的だと思います?それとも悪い方悪い方へと想像して心配してしまうタイプですか? 私、おばねえさんはですね、めんどうくさがりでどうにかなるさと楽観的な昼間と、極度にネガティブに考えてしまって細かいことが気になりだす夜中と、両方が混在しているタイプ、です。結構そういう人って多いかな、でもそれって今考えると、検疫関係書類準備に向いているタイプだと思うんですよ。絶対にどうにかなる、という変な確信がないと旅に出られませんし、細かい所まで気になって眠れなくなるくらいの細さがないと実際にどこかで抜けが出てくると思うんです。そして、前々回に航空客室内での悲しい事故のお話をしたときにも少し触れたと思うのですが、自分で愛犬と海外に旅にでると決めた以上は、100%の自己責任の覚悟が必要です。私の場合は、私以上にけいを大切に思えて熱心に詳細に取りかかれる人はいないという非常に(異常に)強い思いがあり 、初めての旅から全部、様々なかたのアドバイスを元に自分で書類を準備しております。というわけで、今回も覚悟を決めて取りかかりましょう。

 

今回 わたしとけいは、日本を出国してからアメリカオレゴン州に入国して、そして北アメリカ地域のカナダを出て日本に帰国します。

 

ここでまず先に、もしも将来愛犬と海外に旅に出たいと思われる方がいたとしたら、その方々のために一般的なお話をさせてください。

 

動物と一緒に旅をするということは「特別な手荷物」を日本から輸出して渡航先に輸入し、また渡航先から輸出して日本に輸入する、という概念です。この認識は日本だけでなく全世界共通です。そして、今回私が行うのは私にとって大切な「特別な手荷物」のけいの:

 

1.  日本国の「輸出」手続き

2.  アメリカオレゴン州の「輸入」手続き

3.  北米地域カナダの「輸出」手続き

4.  日本国への「輸入」手続き

 

を、準備することになります。

 

そして、ご存知でしたか? この世界は「動物検疫」という観点では、大きく2つの地域に分かれております。
「狂犬病のある国」と「狂犬病がない国」です。

 

日本で生まれて日本で育ったわんちゃんたちは、海外旅行においてラッキーと言えると思います。普通なら、狂犬病のない国に旅行しようと思った場合、たくさんの書類やなによりも待機期間というものが4〜6ヶ月ほど必要になるのですが、この狂犬病のない国という世界でも限られた少数の地域同士で行き来する旅行の場合、幾分この規制が緩やかになっているケースが多いからです。

狂犬病がない国とWHOでも認定されている日本は、狂犬病がないという世界的に見ても重要な地域性を守るために、動物の輸入には日本はことさら慎重です。これは同じように狂犬病のない地域とされている、オーストラリアやハワイ、タヒチなども同じです。これは言うまでもないことですが、国内の動植物生態系や私たちの健康を守る上で本当に重要なことなのですねぇ。

 

狂犬病のある国とない国の二種類、そしてここからは私の「極めて個人的」な分類なのですが、もうひとつ動物検疫の世界においてまた別の3種類の分類があります。「ひたすら真面目一直線の国」「真面目だけど合理性も兼ね備えている国」と「比較的大らかな国」です。

 

これは本当に個人的な感想なのですが、これまでにけいと旅をしてきて、また仕事を通じてたくさんの国の検疫とやりとりをしますが、狂犬病がない国なのに大らか(悪く言うと大雑把)な地域もありますし、狂犬病があるけどひたすら真面目一直線の国もありますし、日本のように「狂犬病もないしひたすら真面目一直線」の国もあります。今回私たちが訪れるアメリカオレゴン州とカナダは意外にも(?)「狂犬病はあるけどひたすら真面目一直線の国」という印象です。

アメリカは州によって全然対応が異なりますので「ららら〜私たち大らかよ〜」という地域もありました。

 

ということで、今回の検疫準備作業で「手がかかる順」にすると、

 

 #4 > #3 > #1 > #2


という感じでしょうか。

 

この他に、搭乗するエアラインによっては、チェックインの際に健康証明書の提出、それも決まったフォーマットが必要な航空会社もありますので要チェックです。これも合わせて、トータルの面倒くささからいくと、

 

 #4 > #3 > #1 > #2 飛行機会社の要件

 

という感じです。

ちなみに渡航先がオーストラリアやニュージーランドになってくると、日本の輸入よりも煩雑です。ので順位は変わります。ハワイなどでも変わってきます。

 

では、今回の旅で一番煩雑な、日本の輸入要件の準備から取り掛かります。「帰国日40日以上前に入国(輸入)申請が済んでいる必要」があります。そうは言っても、慣れればそんなに面倒くさくありません。

 

日本から海外に愛犬と旅行する時は、帰国の準備から、これが私の鉄則です。

 

ひとつ私のお約束ごとなのですが、このブログでは極力、リンクを貼らないことにしようと思います。リンク先というのは常に変わるものですし、ご自分で調べるのに大概10秒もかからないからです。

 

日本へ動物を輸入する場合は、犬猫の場合は農林水産省の管轄です。(ご参考までにうさぎさんなど他の動物は厚生労働省です)「農林水産省 犬 日本に輸入 短期旅行」などの検索で、とてもわかりやすいページにたどり着きます。 

農林水産省のHPは本当によくできてきて、わかりずらいことをできるだけわかりやすく伝えたい、という努力が手に取るようにわかるサイトです。まどろっこしいところもあるかもしれませんが、丁寧に読みこまれることをお勧めします。

いろいろ書いてありますが、概念的にざっくり言うと、

 

「みんなに狂犬病にかかって欲しくないし、狂犬病のわんちゃんを日本に入れたくないからきちんと処置して証明してね。」


と、これだけです。

 

 

では引き続き次回もっと詳しく・・・(続く)