#6 2018年の旅の次の目的地は、NYC!

Originally posted on 03/14/2018, Photo NYC 2014

さて、前回から今年2018年の目的地についてお話しております。

 

アメリカワシントン州シアトル近郊におおよそ2週間ちょっと滞在し、
2箇所目の滞在地としてニューヨークを選びました。


ニューヨークは、仕事での出張を含めますと今までに何回か旅しているのですが、大人になってから(学生時代ではないという意味で)初めて訪れた都市です。学生時代からその後の若い世代に西海岸一辺倒だったわたしは、何所か心の中でニューヨークだなんて言ってもよぅ、と思っていた部分があったのですが、もう初めて降り立った時からその思いは吹き飛ばされました。

思えば毎回5月に行っていることになるのですが、きらきらした初夏の日差しの中で眩いばかりの新しいビルと歴史的な古いビル、ピッカピカの黒塗りのリムジンにいつ洗車したのかわからないようなほこりっぽい黄色いタクシーたち。五番街には世界のどこにもないような広い通りに、ブランドのお店たちと見たこともないくらいの数のブランドを身につけた人たち。東京以外でルイヴィトンやシャネルを持っている人をあんなにたくさん見たのは世界でニューヨークだけでした。香港とも東京とも違う、健康的な活気、生きているのが楽しくてしょうがないような人たちと、生きているだけで忙しくてしょうがないような人たち。そして街に出ればだれもが、本当に気軽に話しかけてくる。一人で旅行していても
1日に何度も、下手すると何時間でも知らない人と話す街でした。「人懐っこい」人たちが住んでいる都市、世界のどこの大都会とも違う街なのだと毎日感じさせられました。

4年前にけいと一緒に訪れた時は、ノーフォークテリアだと見かけて1ブロックまるまる反対側から走って追っかけてきてくれた人がいました。「なかなかノーフォークに会えないから〜」とはぁはぁ言いながら、自分のかつて一緒に暮らしていたノーフォークテリアの写真をたくさん見せてくれて、けいをなでてすぐに去って行きました。信号待ちで止まっていたら肩をたたかれて、朝、けいをセントラルパークで見かけたよ、と言ってそのまま立ち去る人も。バスの中でインドから来た人が犬を連れて旅をすることの素晴らしさを30分以上語ってくれたり(注:その人は犬を飼ったことはないそうです)。

またマンハッタンに到着した日、たまたま大統領専用機の着陸と重なり、空港も街中も規制で大混雑してしまい(アメリカでは大統領が移動する際は他の交通機関はすべてストップしてしまいます。AF-1が離着陸する時は他の飛行機はすべて上空で旋回待機、空港にすでに着陸している飛行機はドアを封鎖されます。一般道路はブロックごとに突然封鎖され一切動くことも抜け出ることもできません)普通のタクシーが何時間待っても乗れず、観光用の移民のお兄さんの自転車タクシーに乗ったら、交通規制のせいでかかった時間を請求するからなんと降りるときに150ドル払えと言われました。お金がないなぁと困り果てて混雑の中でけいと大荷物を抱えて座っていると、隣に道路封鎖で停車していた市バスの運転手のおじさんが窓を開けて「よぅ犬かわいいねぇ」と言ってきました。おじさんに「この混雑の時間のせいで降りる時150ドル払えって言われてるんだ」と訴えたところ、なんとおじさんはバスの運転席から降りてきて(注:停車中とはいえバスにお客さんはいっぱい乗ってます)、「お兄ちゃんさぁ、このお()ねえさんはこの犬っころ連れて一人で旅行しているって言ってんじゃねぇか。このふたり(けいと私)に150ドルは酷すぎやしないかい。どう思うんだい。せめて25ドルにしてやれよ(え!)」とこんこんと説得してくれました。移民のにいちゃんはそっぽを向いて聞こえないふりをしていましたが、おじさんがずっと諦めずに顔を近づけて大声で言い続け、規制が説かれて交通が動き始めてもまだ頑張って、バスの客はブーブー言い始め、後ろの車たちがクラクションを鳴らし始めたので、お兄ちゃんはわかったわかったという顔をして見せて自転車をこぎ始めました。バスのおじさんは私に「絶対に絶対に払うなよ」と念を押してバスに戻って行きました。果たしてお兄ちゃんは、「本当は絶対に絶対に150ドル払ってもらわないとダメなんだ」と言いながら当初の予定より少し多い50ドルで手を売ってくれました。時間制の観光自転車で、1時間半以上当初の予定よりかかったのに。おじさん、おにいさん、ありがとう。けいはその間文句も言わず、身を乗り出してニューヨークの街を眺めていました。

そんな私とけいにとって素敵な街、ニューヨークにまた5月に戻れることは、もうわくわくが止まりません。草の匂いのするセントラルパーク、海の匂いがいっぱいのバッテリーパーク、美味しいシチューをカップで売るスーパー、熱々のハラルお弁当の屋台、遠くからけいと海越しに見る自由の女神・・・

 

今回はいつものセントラルパーク近辺でなく、ちょっと変わったところに滞在させてもらうことにしました。ニューヨークマンハッタンのアッパーイーストサイドの横に川の中に細長い島が浮かんでいます、この「ルーズベルト島」にアパートの一室を借りました。ルーズベルト島は不思議なところで、ロープウェイや地下鉄でマンハッタンから行くことになります。距離は近いのにこの一手間のせいで、格段に広くて安く人気が出てきているエリアです。ここで1週間ちょっとのNY生活を楽しみたいと思います。

そしてそのあとは、長年の憧れの地に終に行きます。